蓄電池だけを設置することはできる?メリット・デメリットとは?
節約するための方法として蓄電池を置こうと考えている方もいるかもしれません。しかしその前にメリットとデメリットをしっかりと理解したいという方も多いでしょう。そこで今回の記事では、蓄電池だけを設置することができるのか、メリット・デメリットについて詳しく解説しています。
蓄電池だけを導入するメリット
蓄電池だけを設置して導入するメリットについては、以下の2つが具体的に考えられます。
・災害など万が一の時に電力確保ができる
・夜間電力を使って節電することが可能
それぞれについて以下で詳しく解説していきます
災害など万が一の時に電力確保ができる
まず蓄電池だけを設置するにあたって得ることのできる最大のメリットとしては、災害など万が一の時によく確保ができるということです。基本的に地震や停電など、大規模な災害が起きてしまった際は、電気が通らない状態になってしまうことが多く電力が必要なものを使うことができません。普段当たり前のように使っているスマートフォンや、パソコンといったものはもちろんのこと、生活家電なども全く使えなくなってしまうので注意する必要があります。
しかし蓄電池を事前に設置することによって、どんな時でも電気が使えるようになり、万が一の場合に備えることが可能です。夏場に脱水症状などで苦しんでいる時や、冬の氷点下の時にエアコンが使えるかどうかというのは死活問題になります。そういった時に電気を使えると、インフラが元通りになるので安心して生活することができるでしょう。
節電することが可能
蓄電池を設置しておくことによって、日光が出ている日中の時間帯などは、電力消費をできるだけ抑えることが可能です。ほとんどの人が、日中の時間帯に全力を使って仕事や家事などを行うので、昼に電気を使ってしまうと割高になってしまいます。しかし蓄電池を通して電気を使うことによって、一般の人々よりもかなり節約することが可能です。
そしてもう一つ頭に入れておきたいのが、電気料が安くなるということになります。基本的に夜に電気を使うという人は昼よりも少なくなるため、電力会社も夜の料金は比較的抑え目にしています。そのため昼はできるだけ蓄電池を通して節約しながら電気を使い、夜はそもそも料金が低い状態で電気を利用することができれば、年間を通じてかなりな電気料を節約することが可能です。
蓄電池だけを導入するデメリット
蓄電池だけは導入するデメリットに着いてまず挙げられるのが、蓄電池を設置する初期費用が高いということです。発売されているメーカーや、蓄電池の大きさ性能によって、購入する費用は大きく変わってきますが、共通しているのは100万円近くの費用は必ず必要になるということでしょう。仮に都道府県や自治体から、蓄電池を購入するための補助金や助成金などが出た場合はともかく、単純に節約目的で買うには元が取れない可能性もあるので注意が必要になります。
また蓄電池に関しては、大規模な設置スペースが必要という点もかなりデメリットです。蓄電池はそう何度も置く場所を変えたりするものではなく、今後長期間にわたって置き続けることになので、置く場所をしっかり考えなければいけません。しかしほとんどの蓄電池はかなり大きいため、屋内などに置くにはあまり向きません。
そのため庭やバルコニーといったところに置く必要がありますが、かなりスペースを取ってしまったら将来的に邪魔にならないか検討しておく必要があります。どのくらいの大きさなのか事前にしっかりと計測して、無理のないスペースに蓄電池を受けることができるようしっかりと準備しておきましょう。
蓄電池だけを導入するときの注意点
蓄電池を購入する際には、修理や買い替えといった維持費用がかかるという点に注意しなければいけません。一般的な蓄電池の寿命は約10年と言われており、これを上回ってしまうと故障や事故の原因になってしまいます。例えば、何度も充電しているスマートフォンが、充電の時間が短くなったり電池パックが膨らんでしまったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
同じことも蓄電池に起きる可能性があり、寿命を超えた蓄電池に関しては速やかに処分しなければいけません。無理に使い続けてしまうと、バッテリーの部分から発火するなど事故の原因になる可能性もあるので、必ず注意するようにしましょう。
そしてこういった寿命がきた蓄電池や、故障してしまったものに関しては、必ずメンテナンスもしくは交換をしなければいけません。この際にかなりお金が発生する可能性もあるので、蓄電池を購入する際には、維持費用がどれくらいかかるのか、事前に確認をしておきましょう。
今回は蓄電池を設置する場合においてのメリット・デメリットについて詳しく解説してきました。蓄電池を購入しようと検討している方は、メリット・デメリットをしっかり把握して、自分に適しているのか必ず考えておきましょう。