ここまで蓄電池の購入におすすめしたい設置業者の情報をお伝えしましたが、ここからは蓄電池に関連した豆知識や業者選びに役立つ情報をお伝えしたいと思います!
急げ!FIT(固定価格買取制度)が終了するぞ!

今回のFIT(電気買取制度)終了問題を考えるにあたり、FITという制度を改めて確認していきたいと思います。それによって、終了後はどうすべきか? という問題を考える上での一助となるからです。FITは海外では早くからスタートしており、ドイツやスペインなどたくさんの国でFITが制度化されています。日本では2012年7月にやや遅れてスタートしました。「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」に基づいています。
・・・続きを読む
「余剰買取制度」終了後の電気利用方法

FIT終了後、余剰電力をどうすべきか? どんな利用方法があり、どれがもっとも有益なのか? ここで考えていきたいと思います。「余った電力」と書いて余剰電力。しかし、余ったから放電するというような訳にはいきません。余剰であっても貴重な電力。これをいかに利用するかで今後の家計が左右されると言っても過言ではありません。いくつかの利用方法を取り上げますので、あなたも冷静に比較してみてくださいね。
・・・続きを読む
家庭用蓄電池のメリット・デメリットについて

蓄電池とは簡単に説明すると「電気を貯えることのできる電池」です。蓄電池は値上がり傾向にある電気料金を節約するため、あるいは非常時に備えるために使われます。また蓄電池はメリット・デメリット両方あるため、併せて覚えておきましょう。
蓄電池のメリット①停電でも大丈夫!
私たちは「先進国では電気設備がしっかりしているから、停電は発生しない。」と考えがちですが、実は日本国内だけでも年間3,600件もの停電が発生しています。また大災害が発生すると電気の供給は滞ってしまいます。電気はガスや水道と比較すると復旧が早いですが、災害の規模が大きい時では1週間ほど停電の状態が続きます。
停電状態になって命に係わる事例としては、介護に使用されている電気機器が使用不能になり心肺停止など深刻な状態に陥ること、空調が使えなくなることで熱中症・脱水症が発生することが挙げられます。これらの事例は、特に高齢者や赤ちゃんの命が危険に晒されるリスクが高まります。また、停電時はスマホなどの充電ができず連絡ができなくリスクもあり、場合によっては孤立状態になる可能性が高まります。
停電によるリスクは他にもあります。暗闇でケガなどの二次災害が起こりやすくなること、スマホ、テレビ、PCが使えず、情報が電池使用のラジオに限定されてしまうこと、冷蔵庫が使用できず食料が尽きることが挙げられます。ですが、蓄電池を設置しておくことでこれらのリスクを最小限に抑えてくれます。
蓄電池さえあれば災害時も電気が使用可能になります。これは自然災害が多く発生する日本に住むにおいて、大きなメリットと言えます。
蓄電池のメリット②電気代の削減に!
夜間は電気料金が安いことは多くの人が知っていることだと思います。夜間の電気料金が安いのは、夜間に電気を蓄電池に貯めておくことで、昼間に蓄電池に充電された電気が使えるためです。電気料金が安いプランに切り替えるには、まず『時間帯別電灯契約』と言われる電気料金プランへの変更手続きが必要です。
時間帯別電灯契約とは、電気の使用量を昼間(8時~23時)と夜間(23時~8時)に分けて計算するプランのことです。このプランは通常プランの契約より、夜間は割安で昼間は割高になるため、夜間の電気使用量が多いほど電気料金が安くなります。日中の時間に電気を使わないことで、電気料金を大幅に安くすることができるのです。
夜間と昼間の電気料金の価格差を利用して電気料金をお得にできる、通常通りの生活をするだけで電気料金を安くできるのは嬉しいですよね。
蓄電池のメリット③太陽光やオール電化との相性が良い
蓄電池は太陽光発電と組み合わせて使うと、相乗効果で電気料金が安くなります。以下の使用例を見てみましょう。
【使用例 その1】
<昼間> 太陽光でつくった電気を使用。余った電気を蓄電池に貯める。
<朝と夕方> 昼間に貯めた電気で生活する。
※足りない分だけ、電力会社から電気を購入。電気代の節約と電気の自給自足が実現。
【使用例 その2】
<深夜> 安い深夜料金の電気を電力会社から買って蓄電池に貯める。
<昼> 太陽光でつくった電気を従来どおり売電する。
<夕方> 蓄電池に貯めた電気を使用。電気代が半減する可能性も期待できる。
※オール電化の家庭であれば電気を使うケースが多いため、当然メリットも大きくなります。
蓄電池のデメリット
ここまでで蓄電池のメリットを挙げてきましたが、蓄電池にはデメリットもあります。デメリットを挙げると、「使用量に制限がある」・「経年劣化がある」・「設置場所を選ぶ」など主に3つが挙げられます。
「使用量に制限がある」は、その蓄電池が蓄えている電気分のみ使用できるということです。蓄電池は充電して使用し、また蓄電容量も製品によって差があります。特にサイズが小さいものやポータブル式で使用するものは蓄電容量が少ないため、使用可能な電気の量が少なくなってしまいます。
充電可能な量が不足しており、やむを得ず通常の電気を使用している事態を防ぐためにも、電気の使用量や住環境に適した製品を選ぶと良いでしょう。
「経年劣化がある」は、そのままの意味で使用していくと長年使用することで機器の劣化が発生することを指します。蓄電池に使用するリチウムイオン電池は充電可能な回数が決まっており、その回数を超えて充電するとバッテリー本体の劣化が発生します。定期的にメンテナンスは受けられますが、いずれは交換が必要になります。
「設置場所を選ぶ」は、蓄電池のサイズや環境に応じて設置場所を選ぶ必要があることを指します。設置場所にふさわしい場所の条件は使用する蓄電池のサイズが収まること、常に適温を保ち結露が起きないことの2つが揃っていることです。少しでも長く不具合を起こさないためにも、事前に環境調査を依頼しておくと良いでしょう。
このように蓄電池はメリット・デメリット両方が存在します。蓄電池はデメリットもありますが、それ以上にメリットの恩恵を受ける機会が多いのが特徴です。
ポン
-
【メリット】
- 停電が起きてもしばらく蓄電池の電気でまかなえるので普段通りの生活が送れる
- 日中の時間に電気を使わないことで、電気料金を大幅に安くできる
- 太陽光発電システム・オール電化との相性が良い
【デメリット】
- 使用量には限りがある
- 経年劣化があるためいずれ交換が必要になる
- 設置場所を選ぶ
蓄電池選びのポイントを解説

では、自家消費するための蓄電池を選ぶとき、どんなことに気を付けたら良いでしょうか? 最初にありがちな失敗例をあげてみます。・自宅の太陽光パネルでの発電量が少ないのに、訪問販売で提案された大容量の高価な蓄電池の購入を検討する。(発電量に見合ってない)。
・夜型生活で消費電力が多い、昼型生活で消費電力が多いなど、それぞれの家庭にはライフスタイルがあるのに、メーカーの知名度だけで判断してしまい、ライフスタイルに合っていない性能の商品を欲しがる。
自宅の発電容量やライフスタイルに合わせた蓄電池選びができていないことによる選択ミスがあるということには、まず気を付けたいですね。
・・・続きを読む
蓄電池設置工事の流れを知っておこう!
蓄電池設置工事はどのように進行するのか? その流れを把握しましょう。

■1 問い合わせ
■2 現地調査
■3 打合せ→仮の見積書作成
■4 正規の見積書作成
■5 国や所属自治体の補助金申請
■6 最終確認
■7 契約
■8 施工
■9 アフターフォロー
以上のような工程を経て設置されることを覚えておき、不充分なところがあれば指摘することが大切でしょう。
家庭用蓄電池の価格・相場・補助金について

ご家庭に蓄電池を設置するとなった場合、気になってしまうのは設置の初期費用等を含むコストです。少しでもお得な値段で蓄電池設置するためにも、補助金制度を気にされている方は多いでしょう。補助金について詳しくご紹介します。
蓄電池購入で利用できる補助金の種類
蓄電池の購入時に利用できる補助金は主に2種類あります。1つ目は経済産業省の関連企業であるSII(一般社団法人環境共創イニシアチブ)から交付される「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業比補助金」、2つ目は各地方自治体から交付される補助金です。
また国からの補助金と地方自治体からの補助金は併用可能です。補助金を交付する地方自治体の地域にお住まいの方は、国との補助金を併用するとコスト削減が図れます。但し、国の補助金も地方自治体の補助金も応募条件・期間が指定されているため、詳細を確認し早めに応募しておきましょう。
SIIの補助金でもらえる金額
SIIが提供している「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業比補助金」では、は、蓄電池の種類や容量に応じて補助金額が変わります。蓄電池の種類や容量は一体どんなものがあるのか、またそれぞれどのくらいの金額が支給されるのでしょうか。
蓄電池には「災害対応型」・「ネットワーク型」・「周波数制御型」の3種類があります。加えて、補助金は1kWhあたりの金額と工事費として支給される金額の2つがあります。それぞれ支給される金額は以下の通りです。(2019年度の支給金額、年度ごとに変動する可能性あり)
・災害対応型…1kWhあたり:2万円、工事費:工事費の2分の1まで(上限5万円)
・ネットワーク型…1kWhあたり:3万円、工事費:工事費の2分の1まで(上限7.5万円)
・周波数制御型…1kWhあたり:4万円、工事費:工事費の2分の1まで(上限10万円)
地域ごとの補助金制度について
蓄電池の購入に利用できる補助金制度は、各都道府県及び各地域で設けています。但し補助金制度を設けていない地域もあるため、事前に各地域の行政のホームページを確認しておきましょう。また申請期間や条件、申請方法は各地域によって異なります。申請期間が過ぎてしまうと一切受付不可になるため、申請準備は早めに始めておくと良いです。
地域ごとの補助金制度の情報を知りたい場合は、不明点が出た場合は行政の公式HPを確認、もしくは最寄りの役所に問い合わせてみましょう。
SIIの補助金の応募要項について
経済産業省の外郭団体・SIIこと、一般社団法人環境共創イニシアチブから「平成31年度 災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業費補助金」について発表がありました。
詳しくは環境共創イニシアチブに問い合わせることで詳細を知ることができますが、そのほか、お住まいの自治体でも補助金制度が設けられているところがあります。各自調べてみてはいかがでしょうか。こちらでは、令和4年度におけるSIIの応募期間をまとめました。
■応募期間
2022年5月25日(水)~6月30日(木)8月下旬に交付決定。
■事業完了期限
2023年1月31日(火)
■実績報告期限
事業完了後30日以内、2022年2月6日(月)のいずれか早い日
<注意>
既に登録済みの申請代行者で、申請する蓄電システムの変更に伴い新たな節電要請窓口の追加登録を希望される場合は、SIIにお問い合わせください。
ポン
- 蓄電池購入で利用できる補助金の種類は「災害時に活用可能な家庭用蓄電システム導入促進事業比補助金(SIIの補助金)」と各地方自治体から交付される補助金の2種類
- SIIの補助金は蓄電池の種類によってもらえる金額が異なる(上限5~10万円)
- 各自治体の補助金は申請期間や条件、申請方法は各地域によって異なるので注意しよう
各蓄電池メーカーの特徴まとめ

家庭用蓄電池はさまざまなメーカーが開発・発売しています。それぞれどのような特徴があるのか知っておきましょう。
パナソニック製品ラインナップが豊富。一般仕様と耐塩害仕様が選べる。
シャープ長寿命設計。スマートフォンやタブレットから操作可能。
NEC防水防塵設計で外置きしても安心。作動音も静か。
京セラ大容量タイプに定評あり。メーカー保証期間が長くて安心。
スマートスターL全負荷タイプでお家丸ごとバックアップ。大容量で安心。
オムロン世界最小最軽量、コンパクトで設置場所を選ばない。
ニチコン業界最大クラスの大容量で停電時に備える。
各メーカー毎にさまざまな特徴があります。
各蓄電池の仕様・特徴一覧
Looopでんち

蓄電容量 |
蓄電池ユニット(4.0kWh)
パワーコンディショナ(5.5kWh) |
大きさ・幅×高さ×奥行 |
蓄電池ユニット(W/H/D) 476/850/305.5mm
パワコン(W/H/D) 487/681/200mm |
設置場所 |
蓄電池:屋外設置もしくは屋内設置
パワコン:屋外設置 |
保証期間 |
10年機器保証 |
特徴 |
・AI機能搭載 記憶機能
・小容量 屋外設置
・電圧型電流制御方式 |
OMRON(オムロン)

蓄電容量 |
6.5kWh(実効容量:5.9kWh) |
大きさ・幅×高さ×奥行 |
蓄電池ユニット(W/H/D)
452×656×120mm(取付金属含まず) |
設置場所 |
屋内設置 |
保証期間 |
10年機器保証 |
特徴 |
簡単後付けでコストを抑えて発電を有効活用
世界最小・最軽量クラスのコンパクト設計
急速充放電によりVPP市場でも活躍
重塩害対応タイプをラインナップ |
nichicon(ニチコン)

蓄電容量 |
11.1kWh(実効容量:10.18kWh) |
大きさ・幅×高さ×奥行 |
蓄電池ユニット(W/H/D) 1060×1250×300mm(突起部含まず) |
設置場所 |
屋外設置 |
保証期間 |
10年機器保証 |
特徴 |
・内部に蓄電池パワコン搭載
・常時3.3kW蓄電システムに蓄える→非常時用
・2つのモードで売電優先か、蓄電優先か選べる
・太陽光発電と連系可能
・タッチパネルがカラー
・ルーター接続で24時間見守り安心
・電力会社の遠隔出力制御ルールにも対応
・10年保証
・太陽光発電がなくても設置可能 |
SmartStarL(スマートスターエル)の特徴

蓄電容量 |
蓄電池ユニット(9.8kWh) |
大きさ・幅×高さ×奥行 |
蓄電池ユニット(W/H/D)
762/440/1145mm |
設置場所 |
蓄電池:屋外設置
パワコン:屋外設置 |
保証期間 |
10年機器保証
・全部屋バックアップ
・大型機器対応
・停電時のメリット多数 |
特徴 |
停電時もEQ稼働可能
全部屋バックアップ
全負荷タイプ
太陽光との接続可能
非常時確保容量の設定可能
寿命約10年又は6000サイクル
定置型、屋外設置 |
SHARP(シャープ)

蓄電容量 |
6.5kWh(実効容量:6.3kWh) |
大きさ・幅×高さ×奥行 |
蓄電池ユニット(W/H/D)
520×263×500㎜(突起部含む) |
設置場所 |
屋内設置 |
保証期間 |
無償10年保証
有償15年保証 |
特徴 |
・HEMS(オプション)を経由で気象情報から事前に充電させる
・コンパクト
・空きスペースを活用 |
多くの方が蓄電池を導入する理由とは?
大阪でおすすめの家庭用蓄電池販売設置業者や、蓄電池関連の情報を紹介してきましたが、実際に皆さんは、どのような理由で蓄電池を導入するのか気になりませんか?そこで、私が独自でアンケート調査を行いました。

その結果は、「災害時・停電時の備えになるから」が43%、「電気代の削減になるから」が35%として上位2つになりました。この2つは他の項目と比べても、圧倒的に多い割合を占めており、やはり、多くの方が「災害時・停電時の備えになる」、「電気代の削減」というところに蓄電池の魅力を感じているということが分かりますよね。
生活していくことにおいて電気は欠かせないので、もし万が一のことが起きて電気が供給されなくなったときでも、蓄電池があれば安心できるでしょう。それでおいて電気代の削減も期待できるので、いいことだらけだと言えるのではないでしょうか。
またこの2つ以外は、「割安な電気プランを契約できるから」が10%、「導入していたが、効率の良い蓄電池に変更したい」が6%、「その他」が6%という結果に。ちなみに、「その他」と答えたほとんどの方は、蓄電池の導入を検討していない方や利用していない方でした。
蓄電池を導入することで備えにもなり、費用も削減可能です。導入を検討している方、迷っている方は、ぜひ蓄電池を導入することをおすすめします。
そのときは、ぜひこのサイトを参考にしてみてくださいね。このサイトで紹介している業者は、実績が豊富でアフターフォローも充実しているので、安心して依頼できることでしょう。
このサイトについて
「買電価格は値上がりする傾向にあり、化石エネルギー資源の高騰などがあれば電気代は値上がりする」と記述させていただきました。大してメリットもない売電をするより、家庭にも蓄電池を設置し、太陽光発電で発電した電気を蓄電池に貯めて使用することで、電力会社から高い電気を買わずに自家消費をすることが賢明ですね。2019年にFITが終了するご家庭ではつぎつぎと蓄電池が導入されているのが現実。補助金などの手配もあるため、すみやかな導入が吉でしょう。ぜひお早めにご検討されることをおすすめします。
家庭用蓄電池販売設置業者TOP3を一覧表にしてまとめてみました
いかがでしたか?わたしが選んだおすすめの家庭用蓄電池販売設置業者3選。どの業者もしっかりとした施工や、ユーザーに寄り添ったサービスを提供している良心的な業者ばかりです。
ここまで、おすすめの家庭用蓄電池販売設置業者をご紹介してまいりましたが、情報を簡潔にまとめて一覧にしてみたので、おさらいしてみましょう。
その他:大阪にある蓄電池施工業者一覧
株式会社日本エコシステム

基本情報
住所 |
大阪府大阪市東成区中本2丁目5-45 日本コムシス森之宮ビル2F |
公式サイトURL
https://j-ecosystem.co.jp/
株式会社 陽幸

基本情報
住所 |
大阪府高槻市北大樋町14-1 真亜ビル 202号 |
公式サイトURL
https://www.yo-kou.co.jp/
株式会社マーシャル エース ホールディングス

基本情報
住所 |
大阪市北区西天満1-7-4 協和中之島ビル 8F |
公式サイトURL
http://martial-ace.co.jp/
株式会社アニーズ

基本情報
公式サイトURL
https://www.tainavi-battery.com/registered/i_annys.html
株式会社ユタカ建工

基本情報
公式サイトURL
https://www.yutaka-kenkou.com/archives/menu-list/solar
株式会社アイルワン

基本情報
公式サイトURL
https://eco-ousama.com/battery/battery_osaka/