訪問販売は危ない!?気をつけるポイントとは?
大阪では、台風などの自然災害で必要があるときに貯めた電力を使用できる蓄電池に多くの人が注目しています。蓄電池の設置には高額な料金がかかるためよく考慮して選ぶことが大切です。
近年では、訪問販売によりトラブルも起きていますので注意しましょう。
即決を迫り居座る業者は要注意
家庭用蓄電池は非常用電力として使用するだけでなく、太陽光発電システムと組み合わせて経済的なメリットを得ることもできます。
近年の自然災害増加によって、多くの家庭で設置の導入がされていますが、訪問販売でトラブルに巻き込まれるケースも同時に増加しているのです。全ての訪問販売が悪質な訳ではありませんが、注意したい手口があるので事前に知って予防策を取りましょう。
まず、リフォーム関連の訪問販売で多いのは、強引に契約を迫る業者です。蓄電池の販売でも同様で、例えば悪徳かもと不安を感じて断ったとしても居座り続ける場合は注意が必要になります。一度家族で相談したいなどと伝えても、その場での即決を迫る悪徳業者は少なくありません。
提示される見積書の内容も、高額な金額である場合があります。即決させる手口には、他社と比較させたくないと言う理由があるからです。キャンペーン期間中の価格設定だと強く言う業者もありますが、騙されないように心掛けましょう。設置を考えるなら、必ず複数の業者から見積もりを取って比較をすべきです。
悪徳セールスマンが良く使う嘘やセリフとは
訪問販売では注意したい営業のセリフがあるので知っておきましょう。多くは相手の不安をあおって蓄電池を設置しなければならないと思い込ませます。例えば、太陽光発電システムで電気を売れなくなるから、蓄電池を導入しなければならないと言ったセールスです。
事実、固定価格買取り制度で売電できなくなる家庭も存在しますが、全てではありませんし、完全に売電できない訳でもありません。加えて、蓄電池を設置しないと電気量が損だなどの内容もあります。夜中の電気量が安い時間帯にためた電力を日中に使えるなど、確かにお得な使い方はできます。
しかし、設置にかかるコストは極めて高いですから、必ずしも損と言いきれる訳ではないのです。電気代が削減されるから、設置代のもとはすぐに取れるなども付け加えてくるかもしれません。家庭によっては数年で得をしたと感じる場合はありますが、必ずしもすぐに元が取れる訳ではないので、安易に信じないようにしてください。
また、太陽光発電システムを設置している家庭では、蓄電池の設置が必要だと嘘をつく悪徳業者も存在します。蓄電池は太陽光発電との相性が良いため組み合わせて使う家庭はありますが、絶対になくてはならないものではありません。
加えて、システムの内容などとは別に、自分の立場をアピールして泣き落としにかかるセールスマンも存在します。今すぐ契約してもらえたら、自分の権限でサービスできるなどです。営業のセールスマンにどれほどの権限があるのか不明ですが、その場で上司に連絡を取って話を付けて値引くなどの演出をする場合も少なくありません。
見積書が適当で分かりにくい業者は注意
キャンペーンでお得にリフォームをする家庭は多いです。しかし、意味不明なキャンペーンを押しつける訪問販売には注意しましょう。キャンペーンのネーミングには、モニター価格や設置代無料などのいかにもお得そうなセリフが組み込まれています。
しかし、見積書を見れば料金のみが明確で、どこにどれだけコストが掛けられているかが不明瞭な場合が多いです。酷い場合には一式とだけ書かれて、あとは総額のみが提示されることもあります。そのような見積書では、例えば設置代金が無料のキャンペーンであっても本当に設置代がゼロ円でおこなわれる工事なのか分かりません。
キャンペーン期間中は詳細に見積書を書けませんなどと言うセールスマンであれば、別の業者を探しましょう。施工内容と料金が書かれている場合でも、元の料金がかなり高値に設定されていて、こんなに値引いていますと見せるための見積書も存在するので注意してください。値引きされる金額が大きいとつい即決してしまう人も多いので、後悔しないためにもよく考慮してから契約しましょう。
蓄電池の設置にはかなりの金額がかかります。悪質な訪問販売に騙されないためには、注意深く話を聞き、見積書の内容から業者の性質を見抜くことが必要になるでしょう。大切なのは、ひとつの業者で見積もりを取り、そのまま即決しないことです。いたずらに不安をあおったり、今だけ得をするなどと期間限定を前面にアピールする業者は悪徳かもしれません。
断っているのに居座り続けるしつこい業者にも注意したほうが良いです。全ての訪問販売が悪徳商法や高額な商品を売り付けるとは限りませんが、基本的には自分で施工する業者を探すほうが、後悔が少なくなると言えます。ネット上で業者ごとの口コミなども参照するのも大切です。複数の業者で見積もりを取り、しっかりと比較することで相場を理解することにもなります。