FIT(固定価格買取制度)の終了に向け蓄電池を購入しよう!おすすめの施工業者を細かく分析!

電気自動車は蓄電池の代わりにできる?電気自動車と蓄電池の違いとは

公開日:2022/09/15  最終更新日:2022/08/19


自宅に太陽光発電システムを導入し、FIT制度が終了した方は、蓄電池の導入を検討されている方も多いのではないでしょうか?蓄電池を導入することで電気の自給自足が可能になりますが、実は電気自動車を蓄電池の代わりにできます。そこでこの記事では、電気自動車と蓄電池の違いと、電気自動車を蓄電池として使用する方法をご紹介します。

電気自動車を蓄電池代わりにすることは可能

電気自動車は、太陽光発電システムとの併用で蓄電池として使用できます。そもそも電気自動車と蓄電池は、それぞれどのようなものなのか、確認しておきましょう。

電気自動車とは

電気自動車とは、100%電気の力で走る自動車のことです。電気の力でモーターを動かすことで、自動車を走らせます。電気自動車を走らせるには、ガソリンの代わりに電気が必要となり、電気自動車専用のプラグで充電が可能です。

蓄電池とは

蓄電池は、電力会社から購入した電力や、太陽光発電システムで発電した電力を蓄えておけるシステムです。蓄電池に蓄えた電力は、必要なときに使うことができ、災害などで停電してしまったときも電気が使えます。近年、太陽光発電システムのFIT制度が終了したことで、蓄電池を導入して電気の自給自足をしようというご家庭が増えています。

電気自動車と蓄電池の違い

電気自動車を蓄電池として使う場合と、蓄電池との違いを見ていきましょう。

蓄電容量

電気自動車と蓄電池は、蓄電容量に大きな違いがあります。一般的な家庭用蓄電池の蓄電容量が4~12kWhなのに対して、電気自動車の蓄電容量は10~40kWhです。したがって、電気自動車の方が蓄電容量は多いことがわかります。

設置場所

電気自動車と蓄電池は、設置場所にも大きな違いがあります。一般的な家庭用蓄電池は、エアコンの室外機よりも少し大きめのものが多いです。それに対して電気自動車は、自動車1台分のスペースが必要になります。

また、電気自動車に充電をするために屋外に専用のコンセントを設置し、専用コンセントのかなり近くに、駐車スペースを確保することが必要です。したがって、設置場所は蓄電池の方がコンパクトに済みます。

使用可能年数

電気自動車と蓄電池は、それぞれ使用可能年数、いわゆる寿命が異なります。電気自動車もさまざまな車種が出ていますが、そのなかでも人気が高い車種は、保証年数が最短で8年とされています。つまり、蓄電池の能力を発揮できるのは短くても8年ということです。

一方、蓄電池の場合は、10年~15年が目安と言われています。また、蓄電池は容量が大きければ大きいほど寿命が長いです。電気自動車に比べると、蓄電池の方が長く使えることがわかります。

価格

電気自動車と蓄電池は、価格も大きく変わってきます。電気自動車の本体価格は、平均で約300~400万円です。ガソリン車の新車は100~300万円が平均なので、自動車としては高額ということになります。また車は、保険や税金、車検などの維持費もかかることを忘れないようにしましょう。一方で蓄電池は、蓄電容量によって異なります。容量が4~7kWhの蓄電池は、工事代を含めて約90~160万円、8~11kWhの場合工事代を含めて約160~220万円、12~16kWhの場合工事代を含めて約220~280万円が相場です。

こう見ると、電気自動車のほうがコストはかかるように見えますが、電気自動車はランニングコストにおいて、ガソリン車よりも費用がかからないと言われています。そのため、ガソリン車と蓄電池を購入するのと、電気自動車のみを購入するのでは、電気自動車のほうが安く済む可能性もあるのです。どんな車種の電気自動車を買うのか、あるいはどんな蓄電池を買うのか、ガソリン車と組み合わせるのかなど、総合的に考えることが大切です。

電気自動車を蓄電池代わりにするにはV2Hシステムが必要

電気自動車を蓄電池として使用するには、V2Hというものが必要になります。

V2Hとは?

V2Hとは、家から車、そして車から家へ電気を送れるシステムです。V2Hがないと、家から車への充電はできますが、車から家への給電ができません。そのため、電気自動車に電力を蓄えても家で使うことができず、蓄電池としての役割を果たせないのです。

V2Hで必要な機器

V2Hでは、電気自動車に加えて、専用のV2H機器が必要になります。V2H機器は、電気自動車と家との間で、電気のやりとりができるようにする機器です。車から放電される電気を受け取り、家庭で使える電力に変換してから家に送ります。

また、家から電気自動車に充電をするときは、家庭用の電力を電気自動車用の電力に変換する役割もあります。ただし、V2Hを利用して、電気自動車を蓄電池として使用したい場合は、家と駐車場がすぐに隣接していなければなりません。

非系統連系と系統連系

V2Hは、さらに非系統連系と系統連系に分けられます。非系統連系とは、電気自動車から給電中は、電力会社から購入した電力の使用ができないものです。つまり、電気自動車から放電しているときは、家では電気自動車からの電力しか使えません。

一方、系統連系は電気自動車から給電した電力、電力会社から購入した電力、太陽光発電で発電した電力を、全て同時に使用できるものです。既に太陽光発電を設置しており、電気の自給自足をしたいという方は、系統連系の方がおすすめです。

V2H導入のメリット

V2Hを導入するメリットは、どのようなものがあるのでしょうか?

まず一つ目が、家庭用コンセントで電気自動車を充電するよりも、充電時間が早いことです。家庭用のコンセントで電気自動車を充電するときは、200Vのコンセントを使います。V2H機器を通して充電すると、200Vコンセントを使った充電よりも半分の時間で充電が済むのです。

また、電気料金が安い夜間の電力を電気自動車に貯めておき、それを昼間の消費電力に充てることで電気代の節約にも繋がります。

まとめ

電気自動車は、蓄電池として使うことが可能です。電気自動車と蓄電池では、蓄電容量や必要な設備、設置スペースが異なります。そのため、どちらの方がいいとは一概には言えません。電気自動車や蓄電池の導入費用や維持費用、設置場所、駐車スペースなどを参考に、どちらを導入するか考えてみてください。電気自動車や蓄電池を太陽光発電システムと組み合わせることで、消費エネルギーが減って電気の自給自足ができ、地球にもお財布にも優しい生活が送れるでしょう。

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